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インタビュー第21回 森永佳未さん


今回のきらめきインタビューは、株式会社プーペガール代表取締役の森永佳未(もりながよしみ)さんに登場していただきます。プーペガールは、Amebaでおなじみの株式会社サイバーエージェントの子会社。ファッション情報を中心としたソーシャルコミュニティサービスです。入社して3年目、プロジェクトのリーダーとして活躍する森永さんに日々の仕事内容から今後の目標などを語っていただきました。


――まずはプーペガールについて教えてください

プーペガールは、ファッションに特化したコミュニティサービスです。プーペと呼ばれるキャラクターの着せ替えを楽しんだり、ファッション情報を入手したりと、そのファッション性の高さがユーザーの人気を集めております。現在、会員数は約20万人(2008年10月末時点)、そのうち、約98%が女性です。

プーペガールはもともと、6名程度の少人数のプロジェクトとして始まりました。2007年2月にプーペガールのサービスが開始され、当時社長室にいた私は「プーペガール」の改善案を提案し、2007年8月にプーペガールにジョインしました。その当時の会員数はまだ2万人弱でしたが、徐々にクチコミで会員数が増えていき、2008年3月に子会社化をしました。子会社化したことにより、決断をスピーディーに行い総合的にサービスに注力することができるようになり、独自のサービスの確立や専任のスタッフをつけることもできるようになりました。

現在は人数も増え、17名の専任スタッフで業務を行っています。何か企画を始めるにしても、全員で企画を考えたり、意見を出し合いながら、進めていきます。時に、意見がぶつかることもありますが、プーペガールを大きくしたいという目標が皆一緒なので、頑張ることができるのです。

――プーペガールの収益はどこから得ていらっしゃるのでしょう?

収益は大きく分けて広告とユーザーからの課金から成り立っています。
広告はアパレルや化粧品メーカー等を中心としています。広告といってもバナー広告だけではありません。タイアップ広告といって、クライアントから依頼された商材を、キャラクターのアイテムとして、サービス内で展開もしています。代表取締役になった当初は、某大手有名ブランドへ自ら営業に出向いたこともあります。プーペガールで、そのブランドとのアイテムが展開されたら、きっと「すごいこと」になるという確信があったので、何度も提案に通いました。お取引させて頂くことが決定した瞬間は嬉しかったですね。

そのブランドとの展開は、プーペガールで大きな反響を呼び、ユーザーの方にも大変喜んでいただけました。現在では、事例も増え、タイアップ企画や広告企画に賛同していただける企業様が増えてきました。

――入社動機は何だったのですか?

就職活動をしていた2005年当時、サイバーエージェントの会社の規模は今よりもはるかに小さかったのです。しかし学内セミナーで会った社員が生き生きと働いていて「自分達が21世紀を代表する会社をつくる。いろんな業種があるが、みんなが一丸となって働いている。」ということを知り、若いうちから責任のある仕事を与えられている姿を見て、サイバーエージェントで働きたい、挑戦してみたいと思いました。

もともと私は一生働きたいと思っていたのと同時に、将来的には家庭を持ち、子供もほしいと思っていました。そうすると、30代になるころには一人前の仕事をこなし、戻ってきてほしいと思われるような人材になることが必要だと考えました。若くしていろいろな仕事を経験できるということに着目して、いろいろなベンチャー企業を調べていたのです。その中でも、サイバーエージェントには、一緒に働きたいと思える社員や、尊敬でき、刺激がもらえる人材が多いと感じて入社を決めました。

戻ってきてほしいと思われるような人材になることが必要と考えました

――入社してからのことをお聞かせください。

私は2006年4月に新卒としてサイバーエージェントに入社しました。同期入社の社員は100人います。入社当時は人事本部に所属し、1年間新卒採用業務を担当していました。人と関わる仕事を通じて、プロジェクトや事業を大きくしていく仕事に携わってみたいという思いが強くなり、社長直下の部署である社長室へ異動しました。そこでは、当時まだアメーバ事業本部の1サービスだった「プーペガール」を、今後どうやって展開していくか、ということを考え改善案を提案していました。そのうち、より一層プーペガールにコミットしたいという思いが強くなり、2007年8月、プーペガールへの異動を打診されたのをきっかけに、事業に携わるようになりました。

――仕事へのプレッシャーはありますか? また仕事へのやりがいは?

私たちは17名という比較的少人数のグループで仕事をしています。だからこそ、プレッシャーを感じても「私にしかできない!」と踏ん張って頑張ることができました。危機感や使命感も加わって私のやる気を引き立たせてくれます。一番嬉しいのは、やはりユーザーが喜んでくれたことと知ったときですね。特にメンバー全員で考えた企画やイベントの仕掛けに対して、ユーザーが楽しんでいる様子がダイレクトに伝わってきたときは、本当に嬉しかったですね。

一番嬉しいのは、ユーザーが喜んでくださったときですね

――入社間もないのに、代表として会社のことを考えられるようになったのはなぜですか?

あきらかに自分の能力より上の仕事ですが、そんなこと関係なく成果を出さなければならないという使命感からでしょうか。やろうとしていることと自分の能力にはすごく差があって、能力が足りていないという自覚はありますが、もしも今の私でも努力せずにできるような仕事を与えられていたら、それ以上の努力はなかなかしづらいとは思います。幸運にも責任ある仕事、立場を任せてもらっているので、与えられた場で、まずは実績を残したいと思っています。

――休みの日の過ごし方は?

近くに住んでいる同期入社の社員とよくご飯を食べに行きます。会社の制度のひとつに「2駅ルール」というものがあり、会社から2駅以内に住むことで、家賃補助が出るので、2駅以内にたくさんの社員が住んでいるんです。同期とは仲がいいので、気軽にご飯や飲みに行ったり、最近はゴルフに出かけることも多いです。同期といると初心を思い出し、お互いにいい刺激になります。

――今後、どういうスキルを身に付けていきたいですか?

世の中で求められていることを先読みしていくような力を身につけなければと思っています。
プーペガールのサービスの質の向上など、現在のユーザーに対して常に新しいことを提供することは引き続き考えなければなりませんが、今後は、既存のユーザーだけではなく、まだユーザーでない人々が、何を求めているのかということを、私がしっかりキャッチアップしてプーペガールの成長速度を上げていきたいと思っています。

――今後のプーペガールについてお聞かせください。

一番の目標はプーペガールをさらに大きくしていくことですね。
現在、ユーザーの98%を女性が占めています。また、そのうちの2割ほどが海外のユーザーです。プロモーションしたわけではなく自然と広まったのですが、海外に可能性を強く感じています。アジア圏のみならず、英語圏、スペイン語圏のユーザーも多いです。ブラウザの言語設定を変えることで、英語で見ることもできますが、もともと「着せ替え」は直感的に楽しめるサービスなので、言葉がわからなくてもあまりストレスや苦痛を感じることなく利用できるのではないでしょうか。

プーペガールはまだまだ攻めの段階であり、今後はコンテンツを充実させ、サービス自体を大きくする必要があります。マネジメントや、会社組織についての仕事も徐々に増えてきていて、これから考えていくことがいくつもあります。

今後は、日本だけでなく海外に発信していけるような企業――世界へと羽ばたけるような企業にしたいと思っています。

  • 対談を終えて

森永社長は、仕事が忙しいのにも関わらず、プライベートも充実していて、キラキラと輝く素敵な女性でした。仕事に対する真剣な取り組みを話されている森永さんの言葉は、どれもが力強く、これからのプーペガールの成長を期待させられるものでした。その言葉の一つひとつが私たちには新鮮で、とても勉強になりました。プーペガールを日本だけでなく世界に通じる会社に成長させたいという目標を、達成される日が楽しみです。

profile

森永 佳未(もりなが よしみ)

広島県出身。2006年4月株式会社サイバーエージェント入社。人事本部を経て、プーペガールのサービス立ち上げに携わる。2008年3月、子会社化に伴い、入社2年目にして代表取締役に就任。趣味は映画鑑賞、散歩など。

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