今から始める 電子書籍の楽しみ方ガイド(第3回)

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【タイトル】〜Amazonの電子書籍ストアと人気端末に迫る!〜その2

【カテゴリ】便利&デザイン家電
【Happyデジタル記者】谷畑まゆみ

Amazonの人気電子書籍端末の活用術から、専用端末とタブレットの用途や機能の違い、電子書籍ならではの新しい読書スタイルをお伝えした前回。今回もひき続き、Kindleデバイス&アクセサリー事業部 事業部長 小河内亮さん(以下、小河内さん)と、広報部長 小西みさをさん(以下、小西さん)に、Happyデジタル読者の電子書籍ライフがもっと楽しくなるお話をうかがいました。(前回の記事はこちら

 

この連載の初回でも触れたのですが、「今後最も期待できそうな電子書籍ストア」についてのアンケート調査(bizmash! @niftyビジネス 2012年12月18日)では、Kindleストアが第1位でした。具体的にどのような点がユーザーに期待されていると思われますか?

小河内さん Amazonはさまざまなアイテムを扱っていますが、ユーザーのみなさんからすると「本屋」というイメージが強いと思うんですよね。紙の書籍販売を始めてから約12年。ご存知のとおりカスタマーレビューも豊富で、Amazon が本の買い方を変えてきたイメージをおもちの方も多いかもしれません。今回Kindleストアを展開するにあたっては、紙の本の延長線上にある電子書籍ストアとして、いかにユーザーの方にたくさん電子書籍を読んでいただき、「最高の読書体験」を提供していくかを念頭において準備してきました。その理念が伝わっているのではないかと思います。

― Amazon というと本もそうですが、ユーザーとしてはネットショッピングしやすい画面デザインや、利用のしやすさが思い浮かびます。理念とされている「最高の読書体験」について、わかりやすく教えていただけますか。

小河内さん 私たちはKindleストアでのビジネスは「サービス」だと思っています。そして読書は「体験」なので、ユーザーの方によい体験を提供できるようなサービスを展開したいと考えました。具体的には4つあります。まずは順に、端末がお求めやすい価格であること、コンテンツが多いこと、そして新しいサービスなので、カスタマーサービスをきちんと整えること。

― なるほど。最後のひとつはなんですか?

小河内さん 一度買ったらどこでも読めるマルチプラットホームサービスですね。従来の電子書籍ストアは、ダウンロードした書籍はひとつの端末でしか読めなかったり、PCでしか読めないなど制限が多かったのです。そこでKindleストアの電子書籍は、iPhoneやAndroid、iPadなど、マルチなプラットホームで読めるようにしたいと考え、無料でアプリを提供し、互換性をもたせた、というわけなんです。

― 読む側にとってうれしいサービスですね。端末は常に携帯しないかもしれないけれど、スマートフォンはいつも所持しているから、移動中など「このすきま時間に、あの続きが読みたい!」と思いついたとき便利ですよね。

小河内さん まさにそうなんですよ。ほかにも、「Whispersync」という機能がありまして、これはいわゆる同期機能だととらえてください。例えば端末で100ページまで読んだと。次にスマートフォンで同じ電子書籍を開けると、最後に読んだ100ページめから開くという機能なんです。同じ電子書籍を異なるデバイスで読む場合に「あれ、どこからだったっけ…」と続きを探さなくてもすむんです。

― しおりやブックマークを自分でつけなくてもいいってことですよね。そういった、読む人のことを考えた独自の工夫が「最高の読書体験」につながるということなのですね。


小河内さん Amazon ならではの工夫、まだまだありますよ(笑)。辞書機能を使われたことはありますか? 紙の場合ですと、通常本と辞書の両方は持ち歩かないじゃないですか。しかしKindleは無料で国語辞書の『大辞泉』や英和辞書の『プログレッシブ英和中辞典』を搭載しています。読書中に「う〜ん、わからない」と思ったらその単語を指定してクリックすると、辞書が別ウィンドウで出てきて本から目を離すことなく同じ画面上で解説が読めるんです。

― それ、いいですね。

小河内さん すぐにピッと出てきます(笑)。さらに注目なのは、Wikipediaでも同様の機能が使えるところですね。政治ものや歴史ものなどを読むとき、Wikipediaのような事典ですぐに調べられると、読書の深みがまるで違ってくるのではないでしょうか。

― 確かにそうですね。その場で疑問が解決するメリットも大きいですし。

小河内さん 参考書を読むときに便利なハイライト機能もおすすめです。何がいいかって、実はPC上で、自分がハイライトしたページをずらずらっと一覧表示にして見ることができるんです。

― へえ〜、自分が重要だと思った部分だけを抜き出して、一度に見られるというのは画期的ですね。

小河内さん そんなふうに、本から学ぶ幅が大きく広がる機能があるということ、これは電子書籍ならではの隠れた良さかなと思っています。

― 電子書籍を読んでいると、画面の上のほうにさまざまなアイコンが出てきますが、今までほとんど使いこなせていませんでした。しっかりチェックしなくてはもったいないですね。

小河内さん 最後にもうひとつ、リーディングタイム機能もご紹介させてください。これは読む人の読書スピードを計測し、「このペースだと最後まで読み切るのにあと○時間」というふうに所要時間を割り出してくれるんです。章を読み終えるのと、本を読み終えるのと、両方計測してくれます。何がうれしいかというと、お風呂の中や就寝前の読書時に、「あとどのくらいで読み終わるのか」「果たしてこのまま読み続けるべきなのか」と悩むこと、ありますよね。「あと2時間」ならやめるけど「あと10分」なら読もうとか。そんな使い方もできるんですよ。

― ランナーが日々のタイムをスマートフォンで測るみたいに、モチベーションが上がりそうで面白いですね。お聞きしてみないと、そういう細かい機能まではなかなかわからないものですね。

 

― 最後に2つ質問させてください。電子書籍の未来予想と、Amazon ってどんな会社ですか?という素朴な疑問にお答えくださいますか。

小河内さん 5年後10年後をざっくり予想しますと、電子書籍がもっと人々に読まれているんじゃないかと思いますね。アメリカの場合ですと、電子書籍端末を買う前と後では、約4.6倍も読者人口が増えているんです(2011年調べ)。日本でも「端末を買ってからすごく本を読むようになりました」というレビューが増えています。電子書籍で読むユーザーが爆発的に増えるんじゃないかなという期待をこめてます(笑)。 

小西さん Kindleストアには、自分で電子書籍を出版できる、Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)というシステムもあるんですよ。作家の方から一般の方まで、自分の本を出したい方からかなりの利用数があるだけでなく、しかもその電子書籍が売れています。今後、電子書籍との関係性も、より身近なものに変わっていくのではないでしょうか。

― それもまたユニークで、夢が広がる試みですね。

小河内さん そんな我が社はですね、非常に女性が多いです。僕のチームにも大勢いますし、女性が活躍しやすい会社だと思うんですよ。 

小西さん 産休や育児休暇をとる人が多いですが、ほぼ100%元の職場に復帰しますね。復職して頑張って働くパワフルな女性社員がたくさんいます。

小河内さん 会社の下のフロアにカフェテリアがあるんですが、そこでは毎月社員のバースデーパーティをやってるんです。みんなでお酒を飲んでワイワイやりながら金曜の夜を過ごすことが、けっこうあります。

― 先ほど、拝見しました。ウッディで開放感ある空間が心地いいですねぇ。


小河内さん 社員も20代後半から40代が中心ですし、自由な社風で若くて活気があるという印象が強いかもしれません。 

小西さん Amazonには“Work hard, Have fun, Make history.”という企業理念があるんです。「一生懸命働いて、でも楽しんで働いて、そして一緒に歴史をつくりましょう」というスローガンなんですね。「歴史をつくる」ことに生き甲斐を感じる人間が多いので、常に活気はありますよ。そんな私たちのKindleストアでは、通常有料でご提供しているアプリを、日替わりで無料提供する『本日限定 無料アプリ』キャンペーンを展開中です。そちらもぜひチェックしてみてくださいね。

 

受付に生のグリーンの壁がディスプレイされていたり、マンガのキャラクターであるダンボーがいたりと、ユニークでクリエイティブだけれど癒しもある空間、通いたくなるようなオフィス環境も魅力ですね。

そんなAmazonから、今後ユーザーの期待がますます高まる楽しいサービスが生まれる予感がします。今回はお話くださり、ありがとうございました。

【Happyデジタル記者】谷畑まゆみ
女性誌で活躍中のエディター。現在大学院にて心理学を勉強、ただ今二足のワラジ中。心に効く癒し系アプリを中心にお届け。

この記事を書いた人

Happyデジタル編集部
Happyデジタル編集部Happy Digital Editor
好奇心旺盛なHappyブロガーたちの日々の出来事、家電やスマートフォンをはじめデジタル関連のレビューです。

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