LinkedIn(リンクトイン)

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【カテゴリ】Happyデジタルニュース
【Happyデジタル記者】神谷加代

アメリカ発ビジネス向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「LinkedIn」。世界200カ国以上、ユーザー数3億人を超え、今や日本のユーザーも100万人以上いると言います。様々なSNSの使い分けが求められるようになった今どきのビジネスパーソン。今回はLinkedIn広報担当の長谷川 玲さんを尋ねて、ビジネスシーンでLinkedInを生かす方法をお伺いしてきました。

Happyデジタル:
LinkedInは、どのようなサービスなのでしょうか?

長谷川さん:
一言で表わすと、ビジネスに特化したSNSです。最近はビジネスの場で出会った人とSNSを通じてつながることが増えてきましたが、仕事とプライベートの区別なく投稿した内容が見えています。休日の様子やプライベートな飲み会の投稿など、ビジネスでつながった方にそうした内容が見えるのも良い場合がありますが、一方で、仕事とプライベートを分けて情報発信をしたり、つながりを持ちたい時もあります。LinkedInのサービスは、そうしたビジネスとプライベートを分けたい方にオススメです。

ビジネスに特化したソーシャルネットーワーク「LinkedIn(リンクトイン)」 A

▲LinkedIn広報担当の長谷川 玲さん

Happyデジタル:
登録しているユーザーはすべて、ビジネスの目的で利用しているこということですね?

長谷川さん:
そうです。そのため、LinkedInでは、他のSNSのように、毎日のランチやオフタイムの活動を投稿したり、思ったことをつぶやいたりする必要はありません。役に立つビジネスの記事を共有したり、グループで情報交換などをします。また、LinkedInのプロフィールは、ビジネスで出会った方々に、社会人としての自分のバックグランドを見てもらうような形で使うので、プロフィールは仕事上で変化があった時に編集します。LinkedInのプロフィールは、一般的な履歴書の体裁ではなく、仕事の経験、受賞歴、掲載された記事、携わったプロジェクトやボランティアなど、細かなビジネス履歴が登録できるようになっています。初対面で会った人がLinkedInを見て、“この人は何のプロフェッショナルか、どのような仕事をしてきたか”が一目で分かるようになっています。

Happyデジタル:
なるほど。ビジネスとプライベート、SNSを使い分けたいという人にピッタリですね。

長谷川さん:
そうですね。LinkedInはアメリカのシリコンバレーで起業家やベンチャー起業が人探しに活用するサイトとしてスタートしたことから、転職のサイトとしての印象が根付き、日本では“転職したい人が使うサイト”と思われがちです。でも、そうではありません。ビジネスのつながりや可能性を広げるために使って頂きたいと考えています。新しい出会いの際に、“自分のことは、LinkedInを見てもらえれば分かるよ”、そんな形で利用して頂きたいので、メールの自己紹介文や名刺にLinkedInプロフィールのURLを記載するなど、自己紹介ツールとして活用していただいています。

ビジネスに特化したソーシャルネットーワーク「LinkedIn(リンクトイン)」 B

▲LinkedInロゴの入ったマグカップをお使いでした

Happyデジタル:
他には、どのような使い方ができるのですか?

長谷川さん:
情報収集に使って頂きたいです。社会人であれば、会社ページで同じ業界の企業をフォローしたり、社員のプロフィールを通してどのような人がいるのかといったことを調べたりすることができます。また情報感度の高い人にお薦めなのは、英語になりますが、ニュースが掲載されている「Pulse」ページから、米国で話題になっているニュースから仕事に役立つヒントを収集することも可能です。また、大学生なら、就職したい会社にはどのような経歴の持ち主が多いのか、この業界にはどんな人が集まっているか、この学校の卒業生はどのような職歴を持っているかなど、人の属性を手かがりに様々な情報が得るのに役立てて欲しいです。自分の大学の卒業生が行きたい会社に就職していなくても、直接その会社の社員に連絡し訪問依頼をしてもよいと思います。

Happyデジタル:
特に、働く女性に向けたLinkedInの使い方ってありますか?

長谷川さん:
女性が活用する方法はたくさんあるのですが、大きく2つをご紹介します。1つめは、プロフィールでビジネスの機会を増やしていただきたいです。LinkedInでは、ビジネスでのコラボレーションや情報交換などの機会を探している方がたくさんいます。今後、日本において女性の力が必要とされる場面が増えてくると思いますので、ご自分の過去の職歴や特技などを登録しておけば、他のユーザーや企業の方がプロフィールをご覧になり、そこから新しいきっかけが始まるかもしれません。

2つめは、LinkedInのグループを、ぜひ活用して頂きたいです。働いている女性は、多くの悩みを抱えていることが多く、しかもそれらは、ビジネスの悩みというよりかは、むしろ女性共通の悩みであったりします。なかなか自分と同じような仕事をしている先輩に出会えない、相談相手やメンターが見つからないという場合、グループで見つけて知り合うことができます。 またグループでは、キャリアについて相談やディスカッションできますので、互いに交流をして頂きたいと思っています。実際、アメリカのLinkedInでは女性専用のグループ活動が活発で、そこからオフ会を開催したり、知り合ったグループメンバーで起業をしたりと、新たなビジネスチャンスが生まれるという事例も出て来ています。日本の女性も大いに活用してもらいたいですね。

ビジネスに特化したソーシャルネットーワーク「LinkedIn(リンクトイン)」 C

▲女性が活用する方法をご紹介します

Happyデジタル:
プロフィールを登録するときに注意すべき点はありますか?

長谷川さん:
他のSNSと違い、ビジネスに特化しているので、その辺りを考慮して頂きたいです。

・ビジネス会話のトーンで書く
・所属する組織のガイドラインに従う
・誠実であること
・オリジナリティーを持つ(記事のリンクや写真を貼るなど)
・常に改善し続ける

また、ヘッドラインを入れたり、プロフェッショナルな写真を使用すると、閲覧回数が増える傾向にあります。女性でしたらボランティアの履歴なども好感です。継続してボランティアをしていなくても1日だけ参加したものでもOKです。“自分が何をしてきた人間か”が分かれば良いです。書き方が分からない場合は、他の方のプロフィールを参考にしながら作成することもお薦めします。

Happyデジタル:
今後の展望を聞かせてください。

長谷川さん:
日本では登録ユーザー数が100万人を超え、今も増加しています。これを、一過性のブームで終わらせることなく、社会に根付くよう努力していきたいです。そのためには、きちんとサービスを理解してもらう必要があるので、今後もお客様への説明を増やしていきたいと思います。最終的には、日本のプロフェッショナルの皆さんが国内外の方とつながり、さまざまな形でビジネスの可能性を広げるのに活用していただきたいと思います。

ビジネスに特化したソーシャルネットーワーク「LinkedIn(リンクトイン)」 D

▲取材を終えて

SNSをよく使う私。今回、長谷川さんの話を聞いて、改めて、自分のイメージってどんな風に伝わっているんだろう…と考えてしまいました。LinkedInを新しいSNSの選択肢に入れて、“ビジネスの自分”を紹介する場を作りたいと思います。

リンクトイン icon【アプリ名】LinkedIn(リンクトイン)
【対応機種】iPhone/iPad/iPod touch *iOS6.0以降 / Android 3.0 以上
【料金】無料
【言語】日本語/英語/フランス語など計15ヶ国語に対応
【販売元】LinkedIn Corporation © 2012 LinkedIn Corporation

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【Happyデジタル記者】神谷加代
ライター&ブロガー。主に教育ICT関係の記事を執筆。ママと子どもが一緒にリテラシーを高めてくような使い方やアプリに興味があり、ブログなどで情報発信したり、主婦×教育×ICTプロジェクト『ママプリ』で活動中。小学生2児の母。著書に『iPad教育活用 7つの秘訣』

この記事を書いた人

Happyデジタル編集部
Happyデジタル編集部Happy Digital Editor
好奇心旺盛なHappyブロガーたちの日々の出来事、家電やスマートフォンをはじめデジタル関連のレビューです。

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