インタビュー☆若手・女性中心のプロジェクトチームが開発した「SnapLite」。開発秘話をお伺いしました!

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【Happyデジタル記者】神谷加代

 
日常生活の中でもっとスキャナを使って欲しい、そんな思いから生まれた「SnapLite」。iPhone用スキャナアプリとデスクライトを組み合わせた斬新なデザインは、発売前からアーリーアダプターを中心に注目を集めました。(Happyデジタル記者の「SnapLite」Happyデジタルニュースはこちら

そんなSnapLiteですが、メインターゲットは、女性やファミリーなど、今までにスキャナを使ったことがない人だということ。株式会社PFUは、女性を中心としたプロジェクトチームを結成し、女性の目線を生かしたスキャナの開発に取り組みました。

今回は、プロジェクトチームに抜擢されたイメージビジネスグループ・イメージプロダクト事業部・商品企画部の飯室佳世さん、国内営業統括部・パーソナルビジネス営業部の佐藤菜摘さん、そして今回広報を担当されている経営支援部・新井智加さんに、女性目線で開発されたSnapLiteの開発秘話を伺ってきましたのでレポートします!

「SnapLite」開発秘話 A

▲「SnapLite」プロジェクトチームの
新井智加さん(左)、
佐藤菜摘さん(中央)、
飯室佳世さん(右)

Happyデジタル:
SnapLite開発のきっかけは?SnapLiteが生まれた背景を教えてください。

飯室さん:
弊社の主力商品である高性能スキャナ「ScanSnap」シリーズは、おかげさまで大変好評を頂いているのですが、社内では長年にわたり、新しいスキャナのあり方を模索してきました。スキャナといえば、ビジネス用途で主に男性が使うことが多く、普段の生活の中で、女性が使うことはあまりありません。日常生活でもっと使ってもらえるようにするにはどうしたらよいかと考え、生まれたのがSnapLiteです。

「SnapLite」開発秘話 B

▲社内では長年にわたり、
新しいスキャナのあり方を模索してきました。

Happyデジタル:
確かにそうですよね。これまではスキャナを仕事以外で日常的に使うことってあまりなかったですね。

飯室さん:
私は入社当時からスキャナの企画を担当していますが、とにかく、スキャナは便利です。しかも、生活の中にももちろん紙はたくさんあって、絶対にスキャナはプライベートでも便利に使えるはずだと思っていました。ただ、今使われていないのは、生活動線に合っていないからだと考え、形やイメージを変えれば、もしかしたら使ってもらえるのではないかと思っていました。

佐藤さん:
そもそもスキャナといえば、PCとセットで使われることが多く、スキャナという言葉でさえも馴染みがない人からすればハードルが高いと感じていました。だったら、身近なデバイスがスキャナになる方が良いと考え、スマートフォンの利用を考えました。アプリだけで完結するようなスキャナもありますが、もっと気軽に、もっと身近に感じてもらえるようにデスクライトとしても使えることで、“日常的なもの”として定着しやすいようにしました。

「SnapLite」開発秘話 C

▲“日常的なもの”として定着しやすいようにしました。

Happyデジタル:
SnapLiteは女性中心のチームで開発されたそうですが、これはどうしてですか?

佐藤さん:
SnapLiteのメインターゲットが女性やファミリー向けであったため、女性の視点が求められたことがあります。色、形、デザイン、使い勝手、利用シーンなど、女性のライフスタイルをイメージしながら製品開発を進めました。

「SnapLite」開発秘話 D

▲女性のライフスタイルをイメージしながら
製品開発を進めました。

飯室さん:
実は、弊社としては、女性中心のプロジェクトチームを立ち上げたのは、今回が初めてでした。また新製品の開発といえば、通常、大人数で取り組むところ、今回は人数を絞って企画を進めました。これは、社内の雰囲気として“仕事のスタイルも変わっていかなければいけない”というような意識があったからで、社内の雰囲気を変えていくような役割もチームにはあったのだと思います。

Happyデジタル:
なるほど。製品の新しさだけでなく、プロジェクトの在り方も社内では新しいスタイルだったということですね。

佐藤さん:
そうです。プロジェクトチームのメンバーは若手が3人だったのですが、①迅速な判断、②短期間、③なんでも自分たちで決める、をモットーにして作業を進めました。途中、何度も「これでいいのだろうか?」と迷うことがありましたが、社内の人間や外部クリエイターも交えながら議論を重ね、自分たちの考えを形にしていきました。

Happyデジタル:
企画から開発、そしてリリースまで、実際にかかった期間ってどれくらいだったのですか?

佐藤さん:
2013年の12月から本格的に企画を始めました。発売は2014年5月21日なので、実質約6ヶ月になりますね。ここまでの短期間で製品を開発するなどは、弊社では今までになかったことです。

「SnapLite」開発秘話 E

▲社内の人間や外部クリエイターも交えながら議論を重ね、
自分たちの考えを形にしていきました。

Happyデジタル:
それは、すごい挑戦だったわけですね。開発中は大変なことはなかったですか?女性中心のプロジェクトメンバーということで、社内の反応などはいかがでしたか?

飯室さん:
全てを若手の3人で進めたのではなく、開発や品質保証、サポート窓口部門など色々な部署の方々にももちろん入ってもらっています。ただ、最終的な判断は「自分たちで決める」ということになっていたため、開発部隊の上司からは「今回だけは言うことを聞いてやる」といって、自分たちに任せてもらえました。
他の方々も、いろいろ協力して下さる方が多くて助けてもらいながら作業をすすめました。

佐藤さん:
開発中は、仕事が恋人という感じで仕事に没頭していました。ここまで熱中するほど仕事を楽しむことができて、苦しみながらも最高に幸せな毎日でした。また一営業担当が企画段階から商品開発に携われたのは、プロモーションや営業活動をする上でも重要な経験になっていますね。

Happyデジタル:
発売してから約2ヶ月になりますが(取材時点)、反応はいかがですか?

新井さん:
おかげさまで大変好評です。当初は男性の方からの反応が多かったのですが、ここに来て女性の方からの反応も増えました。イベント会場での反応も良く、女性誌などにも取り上げられるようになったりするなど手応えを感じています。

「SnapLite」開発秘話 F

▲女性の方からの反応も増えました。

インタビューを終えて:
女性中心のプロジェクトメンバーに抜擢された佐藤さんは入社3年目、飯室さんは7年目。そして広報を担当する新井さんは、なんと入社2年目という若さ。若さゆえに仕事では大変なこともあるだろうに、取材の間は生き生きと話してくれて、3人が本当に仕事を楽しんでいる様子が伝わってきました。そんな女性から生まれた製品、応援したいですね!

▶SnapLite製品サイト

【Happyデジタル記者】神谷加代
ライター&ブロガー。主に教育ICT関係の記事を執筆。ママと子どもが一緒にリテラシーを高めてくような使い方やアプリに興味があり、ブログなどで情報発信したり、主婦×教育×ICTプロジェクト『ママプリ』で活動中。小学生2児の母。著書に『iPad教育活用 7つの秘訣』

この記事を書いた人

Happyデジタル編集部
Happyデジタル編集部Happy Digital Editor
好奇心旺盛なHappyブロガーたちの日々の出来事、家電やスマートフォンをはじめデジタル関連のレビューです。

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