インタビュー☆「ロルト」を開発したキングジムさんに話を聞いてきた【その2】

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【カテゴリ】Happyデジタルニュース
【Happyデジタル記者】小山香織

前回のインタビュー記事では、スマホ用プリンター「ロルト」の開発の経緯などを掲載しました。今回は、ロルトも含めた製品開発についてお届けします。前回の記事にご登場いただいたロルト開発担当の開発本部商品開発部開発二課リーダーの木次谷健さんと、広報室の稲葉大力さんにもお話をうかがいました。

Roltoインタビュー2 A

▲開発本部商品開発部
開発二課リーダーの木次谷健さん(左)
広報室の稲葉大力さん(右)

Happyデジタル:
ロルトは、こんなものが欲しいと木次谷さんが考えたところから開発が始まったとのことでした。そのように、誰かの個人的なアイディアから新製品の開発が始まるのですか?

木次谷さん:
新製品の開発では、そういうことが多いですね。

稲葉さん:
商品開発部には、ファイル担当の課、テプラ担当の課、そして新規概念の商品を担当する課がありますが、課ごとの絞りは特になく、どの課に所属していてもアイデアを自由に出すことができます。最近話題になった「着る布団&エアーマット」は、アウトドア好きな担当者のアイデアによる商品です。

木次谷さん:
東日本大震災のときに帰宅できず会社に段ボールを敷いて泊まった社員がこれを見つけ、「そういうときにこれがあれば」と考えて、キングジムの製品として発売することになりました。

Happyデジタル:
「着る布団&エアーマット」もそうですが、ユニークな製品がたくさんありますね。

木次谷さん:
ポメラが成功したことで、かなり自由に製品開発ができるようになりました。「市場にないものを出す」というのが基本的な方針です。

Roltoインタビュー2 B

▲小型のワープロ専用機といえるデバイス、
デジタルメモ「ポメラ」のDM100。
下の青い部分は椅子です。座ったときに
膝の上におさまるサイズであることがわかります
(筆者私物。画面のプライバシーフィルタは
筆者が装着したもので、標準装備ではありません)

稲葉さん:
市場にないものですから、成功するかどうかわかりません。「わからないものはやってみる」というのが当社の考えです。したがって、あまり売れていない製品もありますが(笑)、10回中1回が成功すればいいと考えていますね。

木次谷さん:
ポメラは熱心なお客様がたくさんいらっしゃるので、寄せられるご要望がとても多いんですよ。もちろん、ほかの製品にもいろいろな声をいただきます。お客様からのご要望やご意見はとてもありがたいし、うれしいものです。でもそれに応えるだけでは、面白い製品にはなりません。ご期待を上回り、「そう来たか!」と言われるような製品をどんどん出していきたいと思っています。

Happyデジタル:
ロルトに関しては、お客様からの要望や今後の展開にはどのようなものがありますか?

木次谷さん:
バッテリーで使いたい、Androidにも対応してほしい、別の種類の紙や裏がシールでない用紙がほしいなどのご要望があり、いずれも前向きに検討しています。黒以外の印字色も出したいので、調査中です。iOS 8の新機能を利用したアプリのアップデートも予定しています。


▶Rolto(ロルト)製品サイト
▶pomera(ポメラ )

roltoアイコン【アプリ名】「Rolto – 画面をそのままプリント!」
【対応機種】iPhone 5s/5c/5/4s /iPod touch(第5世代) *iOS6.0以降
【料金】無料
【言語】日本語/英語
【販売元】KING JIM CO.,LTD. © KING JIM CO.,LTD.

【Happyデジタル記者】小山香織
ライター、翻訳者、トレーナー。『iPhone 5 [S][C] マスターブック 2014』(マイナビ、共著。docomo/au/SoftBankのそれぞれの書籍があります)など、iOS、Mac、ビジネスアプリケーション関連の著書多数。訳書近刊は『世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本』(マイナビ)。野球観戦とペンギンが好き。

この記事を書いた人

Happyデジタル編集部
Happyデジタル編集部Happy Digital Editor
好奇心旺盛なHappyブロガーたちの日々の出来事、家電やスマートフォンをはじめデジタル関連のレビューです。

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