Happyエデュケーション「神谷加代のコラム:教育とIT」第5回

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【タイトル】レポート☆キッズプログラミングのお祭り「Scratch Day 2015 in Tokyo」に行って来ました〜!
【カテゴリ】学習・知識
【Happyデジタル記者】神谷加代
 

今、小中学生を中心にプログラミングを学ぶ子供が増えています。習い事として、民間のスクールに通ったり、ちょっとプログラミグを試してみたいという子供向けに、週末の1〜2時間程度で体験ができるワークショップが増えたりなど、コンピュータでの “ものづくり” が人気です。そんなコンピュータやプログラミングが好きな子供たちが集まる毎年恒例のお祭り「Scratch Day 2015 in Tokyo」に行って来ました。その模様をレポートします!

まず、「Scratch(スクラッチ)とは何か」についてお話しましょう。スクラッチとは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボが開発した子供向けのプログラミング言語です。

一般的にプログラミングといえば、難しい専門用語をガリガリ書くようなイメージがあるかと思いますが、スクラッチは、タイピングが未熟な子供たちでも、プログラミングが楽しめるようにデザインされたツールです。

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スクラッチはウェブベースで無料。

 
上記写真のように、「動き」「制御」「音」「見た目」など、目的や命令ごとに分かれたブロックをつなぎ合わせることで、プログラミングが楽しめます。世界中で約600万人もの登録ユーザーを有し、多くの国で子供向けのプログラミングツールとして親しまれています。

スクラッチのお祭り「Scratch Day 2015 in Tokyo」は、2015年5月9日、東京大学本郷キャンパス 情報学環福武ホールにて開催されました。ただ、スクラッチのお祭りといっても、スクラッチユーザーばかりが集まっているわけではありません。プログラミングやコンピュータに興味のある子、ゲームを作りたい子など、スクラッチをやったことがない子供たちでもウェルカムなイベントです。

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▲スクラッチのシンボルキャラクターでもある
オレンジのネコをあしらったウェルカムボード

 
東京大学が会場ということもあってか、当日はたくさんの親子連れで賑わいました。会場では、スクラッチやプログラミングに関係するトークショーや企業の出展ブース、ワークショップなど、さまざまな催しが設けられました。

まず、ご紹介したいのはワークショップ。こちらは、関東圏を中心に活動する民間のプログラミングスクールや、関連企業、大学の研究室などが、スクラッチを使ったワークショップを開催しました。ゲームを作ったり、デジタル絵本を作ったり、コンピュータを使って個性豊かな作品を作っていきます。

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▲Scartch Day 2015 in Tokyo ワークショップの様子

 
続いて、企業出展ブースでは、プログラミングに関する様々な製品や書籍が並べられていました。子供たちは手にとって、実際に動かしながら遊べるようになっています。

なかでも、注目を集めたのが「Romo」。自分が持っているスマホを使って、Romoと呼ばれる車型ロボットを動かすことで、プログラミングが学べるというものです。専用アプリをダウンロードし、スマホのアプリからRomoにどのように動いて欲しいか指示を出していきます。

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▲スマホの専用アプリでプログラミングし、
車型ロボットを動かす「Romo」

 
ほかには、自分で作るロボット工作キット「Rapiro」の展示ブース。この日のRapiroは、スクラッチでダンスをするようにプログラミングされており、ブースの前には、ロボットの愛らしい動きを見ようと子供たちがたくさん集まりました。

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▲自分で作るロボット工作キット「Rapiro」

 
こちらは、キッズプログラミングを盛り上げた火付け役ともいえる日経BPのブース。こんなにもたくさんの種類の子供向けプログラミングの本が発売されたことによって、プログラミングに興味を持つ子供たちが増えました。

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▲日経BP社より発売されている子供向けプログラミング本

 
そして、メインのホールではスクラッチデイで、毎年盛り上がる「プログラミングバトル」が行なわれました。これは、スクラッチで普段からプログラミングを学ぶ強者が登場し、制限時間内に決められたお題の作品を作るというもの。正面のスクリーンには、対戦する2人のコンピュータが写し出され、子供たちは、多くの人が見つめるなかでライブコーディングをしていくというバトルです。

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▲プログラミングバトルの様子

 
そのほか、メイン会場では、プログラミング教育に携わる研究者や教育関係者によるトークイベント、子供たちがスクラッチで作った作品を発表する「Show&Tell」のコーナなどが設けられ、プログラミングを通して、大人も子供も一緒に楽しめる企画が催されました。

ちなみに、当日、ホールで行われた模様は、ニコニコ動画でも配信されていました。私は、2012年から毎年このイベントに参加していますが、年々、参加者が増えており、盛り上がりを感じます。今年は、ついにニコ生でも配信されたのかとビックリしました。

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スクラッチデイは、毎年5月に開催されているイベントです。子供たちに一度、プログラミングを体験させてみたい、プログラミングの世界に触れさせてあげたい方は、ぜひ来年、足を運んでみてはいかがでしょうか?

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【Happyデジタル記者】神谷加代
ライター&ブロガー。主に教育ICT関係の記事を執筆。ママと子どもが一緒にリテラシーを高めてくような使い方やアプリに興味があり、ブログなどで情報発信したり、主婦×教育×ICTプロジェクト『ママプリ』で活動中。小学生2児の母。著書に『iPad教育活用 7つの秘訣』

この記事を書いた人

Happyデジタル編集部
Happyデジタル編集部Happy Digital Editor
好奇心旺盛なHappyブロガーたちの日々の出来事、家電やスマートフォンをはじめデジタル関連のレビューです。

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