※ご所属、肩書きはインタビュー当時のものです。
Twitterでの情報発信のポイントをお伺いする本インタビューの後編では、多くの人に見てもらえる投稿のコツや具体例をお聞きします(前編はこちら)。
Happyデジタル:
「アナリティクス」の画面では、自分の投稿がどのくらい見られたか、といったことも分かるんですね。投稿をたくさんの人に見てもらうコツはありますか?
▲「アナリティクス」の画面で、過去の投稿の閲覧数や
リツイートやお気に入りなどツイートの影響度も分かります
齊藤さん:
アメリカの政治家などが上手だなぁと思うのは、フォロワーが多くて影響力のある人に積極的に絡んでいくんです。例えばオバマ大統領の投稿にコメントをし、オバマ大統領がそれをリツイートしてくれれば、一気に拡散します。Facebookは知り合い同士でつながるコミュニティという面が強いですが、Twitterはよりオープンな場なので、面白いものは広い範囲にどんどん拡散していくという特徴があります。
Happyデジタル:
話題になりやすい投稿って、どんなものでしょうか?
齊藤さん:
画像や動画が付いているものは反応が得られやすいですね。漫画家さんが仕事の合間にちょっとしたイラストを描いて投稿されているものなどは、とても人気があります。スマートフォンならその場で「Vine」という6秒の動画を撮ってすぐに投稿できるので、イベント会場の雰囲気など、写真だけでは伝わりづらい情報は動画での投稿をおすすめします。動画というと、質の高いものを作らなければと構えてしまうかもしれませんが「Vine」は手作り感のある動画の方が受けが良かったりするので、ぜひ気軽にやってみてください。
▲Twitterアプリ上で簡単に動画を撮って投稿することができます。
齊藤さん:
また、Twitterはリアルタイムのコミュニケーションに強いという特徴があります。企業であれば一般の人が見られない舞台裏をリアルタイムにツイートするとか、テレビCMを流しているなら、CMが流れるタイミングでツイートするのもいいと思いますよ。
Happyデジタル:
最後に、Twitterを使う上で気をつけることや守るべきマナーがあれば教えてください。
齊藤さん:
よく「炎上する」という言葉を聞きますが、Twitterは実名でなくても利用できることもあって、つい人間同士のやり取りであることを忘れてしまうことがあります。失礼なコメントや極端な見解など、普通の生活の中で避けるべき話題は、Twitter上でもNoと考えたほうが良いです。また、間違ってしまったときは、ミスそのものよりもそれを放置している場合の方が問題になることが多いので、とにかく早く訂正し、謝ることです。
▲普通の生活の中で気をつけるべきことは、Twitter上でも気をつけましょう。
~取材を終えて~
前編では、Twitterを使う目的を明確にし、情報発信の対象となる人がどんな情報を望んでいるかを考えることを教わりました。その基本を押さえて画像や動画も活用すれば、たくさんの人に伝播していく可能性も…。以前から使っているTwitterですが、あらためて活用方法を見なおしてみよう! と感じたインタビューでした。