「MESH(メッシュ)」は小型ブロックのような電子タグと専用アプリでできたデジタルDIYツールキット。ごく簡単なプログラミングでちょっとしたゲームからオフィスで役立つツールまで面白いしくみを作ることができると聞き、ソネット株式会社で開催された「MESH」体験ワークショップに親子で参加してきました!
MESHとは? どんなことができるの?
「ボタン」「LEDライト」「人感センサー」などさまざまな機能を持つブロック= MESHタグを専用アプリでコントロールすることでいろいろな装置を簡単に作れます。
▲1個につき幅24mm×高さ48mmのMESHタグ。
「動き」「明るさ」に反応するなどいろいろなタグが…
たとえば、コップを持って飲もうとすると「飲まないで!」という声がどこからともなく聞こえたり、箱を開けると中のライトが光ったり…。子供たちにとってはまさに魔法のようなツールですが、作業にあたって難しいプログラミングや電子工作の知識は必要なし!直感的な操作だけで作ることができます。
さっそく体験開始! 「あったらいいな」を作ってみよう
7種類あるMESHタグの機能を簡単に説明してもらった後は、体験開始です。専用アプリの使いかたもとっても簡単。使いたいタグのアイコンどうしを指でなぞってつなぐ、この動作を組み合わせていきます。
もし失敗しても大丈夫。アプリ上でタグを結んでいる線を指でピッと外すだけ。何度でもトライできるので、小学4年生の息子も失敗を恐れずにいろいろな組み合わせにチャレンジしていました。
▲線をつなぐときの“ピキーン”という動き、けっこう快感かも(笑)
会場の片隅には紙コップ、小さな箱、紙テープ、サインペンなどが置かれ、さながら工作教室のよう。これらを自由に使って自分だけの装置を作ります。
まず息子がチャレンジしたのは、持ち上げると「かけてね♪」としゃべるメガネ。動きタグを使い、メガネを傾けると自分で録音した音声が再生されるしくみです。さらにもうひとつ、息子が作ったのがこちら。
▲ボタンタグのスイッチを入れるとモーターが動作して箱が動き
後ろの洗濯バサミが扇風機のように回転します
息子は次々とアイデアが浮かんでくるらしく、1時間半のワークショップがあっという間でした。
今回はMESHの基本を体験しましたが、MESH公式HPでは他にもMESHを使った楽しいレシピがたくさん公開されています。なお、都内を中心にMESHを実際に体験できるスポットもあり、ワークショップイベントも随時開催中。詳細はMESH公式ブログをご覧ください。
▲子供からプロの技術者までさまざまな方のレシピが投稿されています。
MESHの可能性は本当に無限大!
~親子体験ワークショップを終えて~
プログラミング初挑戦の息子でしたがMESHは直感的に操作できることもあり、すぐに慣れて楽しんでいました。自分で何かを形にしたり、思い通りに動かず失敗しても最初に戻って新たな解決策を探るなど、学校のテストとは違い答えは1つではないということもMESHを通じて学べたのではないでしょうか。
未来を担う子供たちがIoT(モノ・コトのインターネット化)の考え方に触れる場としても大変魅力的でした。さまざまな可能性を秘めたMESH、今後の展開が楽しみです。