iPhoneやiPadを使っていることからMacを新たに買った方、Macの購入を検討している方も少なくないと思います。
さすがに同じApple社の製品、しかもハードウェアもOSも主要アプリもAppleが開発しているだけあって、似ている部分や使いやすい部分がたくさんあります。
共通のアプリがたくさんある
連絡先やカレンダーなど情報を整理するアプリから、Safari、マップ、FaceTime、写真などのいわゆるOSの標準アプリ。さらにはiMovie、GarageBand、Pages、Numbers、Keynoteなどのコンテンツ作成アプリまで。買ったときにあらかじめ入っているアプリの多くが、iOSデバイスとMacで共通しています。それぞれのアプリが、機能も使い方も似ていますし、多くのアプリがiCloudなどで連携したり同期したりできます。
▲iPhoneの「写真」アプリ
▲Macの「写真」アプリ
「写真」アプリを例にとると、年別、コレクション、モーメントの分類で表示され、地名をタップすると地図が表示されるなど、インターフェイスがよく似ています。
同期や連携がラク
iOSデバイスとコンピュータの連携や同期には、主にiTunesを使う方法とiCloudを使う方法があります。Macなら両方とも標準ですぐに利用できて簡単です。
Windowsパソコンでももちろんできますが、Windows用のiTunesやiCloudをApple社のWebサイトから入手する必要があります。
さらに上述のように、iOSの「連絡先」とMacの「連絡先」のように同じアプリ間で連携するので便利です。Windowsパソコンでは、たとえばOutlookなど同期先のアプリを確認し、準備する必要があります。
▲iPhoneの「設定」>「iCloud」
▲Macの「システム環境設定」>「iCloud」。設定項目はほぼ共通で、それぞれ同名のアプリで同期できます
操作の共通点が多い
スワイプしてスクロール、2本指のピンチ操作で拡大/縮小など、iOSに慣れていればMacもスムーズに使えるでしょう。
▲おなじみの、iPadのホーム画面
▲MacではDockの「Launchpad」をクリックすると…
▲iOSデバイスとよく似た、アプリアイコンが並んでいる画面になります。クリックして起動できます
検索も似ている
iOSもMacも「Spotlight」という検索技術を利用していて、使い方も検索結果も似ています。
▲iPhoneでの検索。アプリ、Web、メール、カレンダー、連絡先など、幅広く検索されます
▲Macでは画面右上の虫眼鏡アイコンをクリックして検索します。同様に、幅広い検索結果が返ってきます
- 【Happyデジタル記者】小山香織
ライター、翻訳者、トレーナー。『シンプルでよく効く資料作成の原則 – コンテンツ
とデザインからプレゼンを変える』(訳)、『OS X El Capitanマスターブック』など、著書、訳書多数。