Science(教育)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)に重点をおく教育方針としてSTEM教育がアメリカを中心に日本でも急速に広まりつつあります。
STEM教育は単なるプログラミング教育だけでなく、コンピューターを介して自ら学び、創造する力をつけることが本質。Happyデジタルでは小中学校でのプログラミング教育必修化を前にSTEM教育を取り上げ、身近なアプリを使った教育の実例や教育現場での事例・インタビューなどをお届けしたいと思います。
シリーズ第1回の今回は、子どもたちにとって身近なお菓子を使い楽しみながらプログラミングを学べるアプリ「GLICODE(グリコ―ド)」です。
ポッキーでプログラミングするってどういうこと?
昨夏にもご紹介したアプリ「GLICODE」ですが、遊ぶために必要なお菓子の種類がポッキーのみになり、さらにiOSにも対応してより使いやすくシンプルに遊べるようになりました。
GLICODEはアプリ内のキャラクター「ハグハグ」を動かして、ゴールにいる泣き虫ちゃんをぎゅっとハグしてあげるというストーリー。私たちはハグハグをうまく誘導してあげなくてはいけません。

まずは準備から! 以下のものを用意します。
- GLICODEをダウンロードしたスマホまたはタブレット
- ポッキーチョコレート(他の味のポッキーは使用できません)
- 白い紙やシートなど(食品をのせられるもの)
- ウェットティッシュ
最初にマップを見てハグハグをどう動かすかを子どもたちと考えます。

そしていよいよポッキーが登場!
ポッキーの向きによってハグハグの動く方向が決まるので、どの向きに何個並べるかを考えながら白い紙の上に置きます。

向きが決まったら、カメラマークをクリックして撮影します。

意図した動作のコードになっていたらいざ実行!
自分たちが考えた通りの向きにハグハグが動くと達成感があり、子どもたちも大喜びです。

ポッキーの並べ方は縦、横、斜めのいずれか。シンプルな操作でコードを覚えていくので小3の娘でも楽しく進めていくことができました。
ゴールはひとつでも答えはひとつじゃない!
娘からは「失敗しても何度でもやり直せるからがっかりしないよ」、「やり方が1つじゃないから楽しい!」という感想が。泣き虫さんのところへ行くためにいろいろなルートを考えたり、ポッキーの並べ方を変えるなど試行錯誤しながら新たな解決法を見つけていました。遊びながら知らず知らずのうちに、プログラミングの基礎的な考え方を身に付けていく感じです。

総務省「プログラミング教育実施モデル実証事業」選定
GLICODEは総務省が若年層に対するプログラミング教育を推進する「プログラミング教育実施モデル実証事業」に選定されており、教育関連のイベントや学校現場での体験授業などでの活用事例も多いのだそう。
お子さんにプログラミングを習わせたいと考えているパパ、ママも多いと思います。最初からプログラミング教室に通わせるのはちょっぴり不安だけれど、子どもたちがワクワクしながら取り組める無料アプリならSTEM教育のきっかけとしても気軽に楽しめますよね。この秋、親子で楽しくプログラミング体験してみてはいかがでしょうか。

GLICODE(グリコ―ド)
対応機種 | iPhone/iPad/iPod touch ※iOS9.1以降/Android5.0以上 |
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料金 | 無料 |
販売元 | EZAKI GLICO CO., LTD. © EZAKI GLICO CO., LTD. |
言語 | 英語 |