日本初、セキュリティやプライバシーについて楽しく学べるFacebook Caféを体験

日本初、セキュリティやプライバシーについて楽しく学べるFacebook Caféを体験
by 倉井美穂 公開日:2019/11/22 / 最終更新日:2019/11/22

Facebook日本語版誕生から11周年を記念し、2019年5月17日(金)〜19日(日)の3日間、表参道で「Facebook Café」がオープンしました。FacebookやInstagramを安心・安全に使うための知識を楽しみながら学べるポップアップカフェとのこと、今回はその時の様子をレポートします。

チェックシートでセキュリティ理解度を診断、さて結果は?

日頃FacebookやInstagramなどのSNSを使う際、セキュリティやプライバシーについてもきちんと理解して使っていますか? 投稿は積極的にするもののセキュリティやプライバシーに関する設定はアカウント登録時のまま、という方も多いのではないでしょうか。そんな方を対象にオープンしたのがFacebook Café。入店するとまずプライバシー・セキュリティ診断シートが手渡されます。

質問は5つ。Yes、Noいずれかにチェックしてカフェのスタッフに渡すと、引き換えにオリジナルパンケーキとドリンク1杯を無料でいただけます。パンケーキは3種類から。なんと診断正答率に応じてソースの甘さやデザインが異なるのだそう!

▲記者は5問中4問正答、ビターチョコレートのパンケーキをいただきました! 「超いいね!」のリアクションマーク付き

正答率が悪くセキュリティに対する認識が“甘い”と診断されるとパンケーキも“甘い”ソース&「悲しいね」マーク付きになります。

▲プライバシーやセキュリティの設定に関する理解度によって3種類の中からセレクト

同時にプライバシー設定やセキュリティ強化の設定方法を書いた冊子も配布されました。

▲設定方法が具体的に書いてあってとても分かりやすい

パンケーキを頬ばりながら、自分のスマホを取り出して設定を見直してみました。セキュリティ設定はしっかりやっているはずと自負していましたが、もらった冊子とつき合わせてみると…。思っていたように設定できていないところがちらほらあり、SNSを安心・安全に使うために設定内容を時々見直すことも必要なのだと実感。Facebook Caféにはフェイスブック ジャパンのスタッフの方も参加されていたのでその場で質問でき、丁寧に教えていただきました。

ネット上で気軽につながることができるSNSは便利な反面、個人情報やプライバシーが流出することもありちょっと怖いと感じることもありますよね。また自宅で使っていたりすると詳しい人がそばにおらず、どうやって設定したらいいかよく分からないことも多々…。今回のように実際に体験しながら気軽にプライバシーやセキュリティについて学べる場所は心強く、今後も各地で展開されるといいなと思いました。

セキュリティ・プライバシーへの理解はユーザー自身の自覚から

Facebook Caféのオープンに先立ち会場ではトークイベントも行われました。

最初に登場したのはフェイスブック ジャパン 公共政策統括 小堀 恭志氏。これまで同社が行なってきたプライバシーとセキュリティに対するさまざまな取り組みが紹介されました。

▲「皆様に安心してプラットホームをご利用いただくための安全な環境作りを目指しています」と小堀氏

日本ではシニア向けの「#100年ずっ友プロジェクト」の一環として制作された「大人のためのFacebookガイドブック」、「保護者のためのInstagramガイド」や教育者向けレッスンプラン「デジタルリテラシーライブラリー」などを通じて、幅広い世代にSNSの正しい使いかたやコミュニケーションを安全に楽しむための注意点などを提供しているのだそう。

ところで、皆さんはセキュリティとプライバシーの違いを正確に説明できるでしょうか?

小堀氏いわく、セキュリティとは家のカギに例えられるそう。泥棒が入らないようにカギをしっかり閉めたりダブルロックにすることが、すなわちアカウント自体の安全を獲得することになります。一方、窓に例えられるのがプライバシー。外から丸見えでよいのか、それともカーテンをつけて中が見えないようにするかを選ぶことが、アプリ上にある自分の情報から見せてよいものと悪いものを取捨選択することになるのだそうです。

▲家に例えるとセキュリティとプライバシーの概念がよく理解できます

また5月からはニュースフィードの投稿について「この投稿が表示される理由」を表示・管理する機能も加わったそう。さらに使いやすく、自分が見ている情報を管理することができるようになりました。

続いてゲストスピーカーお二人によるトークセッションがスタート。

総務省情報通信政策研究所でコンサルティングフェローをつとめるなどデジタルプライバシーに詳しい株式会社企(くわだて)代表取締役のクロサカ氏と、「同世代の人と一緒に考える場を作ること」をコンセプトにした雑誌「HIGH(er) magazine」編集長であり、クリエイターでもあるharu.氏が登場。大学で教鞭をとり、若い世代と身近に接する機会も多いクロサカ氏によればプライバシーに対する意識は日本でも徐々に高まっているものの、世代によってその認識はかなり違うのだそう。学校でSNS教育を受けつつある小中高生に比べ、リテラシー教育を受ける機会がこれまであまりなかった大学生の方が認識が甘く、かえって危ないのではと感じるのだとか。

欧米に比べプライバシーに対する意識がまだ浸透しきっていない日本では「使用しているサービスでのプライバシーのあり方を自分自身で考えることがまず重要ではないか」と話しました。

▲「ユーザー自身の自覚が大切です」とクロサカ氏

一方haru.氏も周囲のリテラシーの低さに危機感を持っていると言います。今春大学を卒業されたというharu.氏の周辺でも、許可をとることなく他人が映ったままの写真を安易に投稿していたり、相手が傷つくのではと思える発言をそのまま発信している方を時々見かけるのだそう。各々のリテラシー意識はもちろん大切ですが、一方で何らかの規制をコンテンツ側(サービス提供者)からかけることも必要な時期に来ているのではないかと語りました。

▲「フォロワー数にのみとらわれるのではく、自分の内面をうまく表現できる方が今後SNSを上手に活用していくのでは」と語るharu.氏

Facebook Caféについてお二人は「二段階認証など言葉としては知っていても実際に設定している方は少ない。実際に体験・説明を受けられる場はとても重要、こうした試みがもっと広がるとよい」(クロサカ氏)、「友達どうしでも普段セキュリティについて話したりしないので、こういったイベントはよいきっかけになると思う」(haru.氏)とのこと。

世界中で安心・安全に向けた取り組みが広がるなか、機能の活用方法をリアルな場で質問できる新しい試みとなった「Facebook Café」。今回は3日間限定での開催でしたが、フェイスブック ジャパンでは利用者の皆様に向けたリアルにつながるイベントを今後も開催していく予定だそう。今後の取り組みにさらに期待です!

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