探し物を「音」で見つける。世界230の国と地域で展開する米国シェアNo.1スマートトラッカー(忘れ物防止タグ)「Tile」CEOインタビュー

探し物を「音」で見つける。世界230の国と地域で展開する米国シェアNo.1スマートトラッカー(忘れ物防止タグ)「Tile」CEOインタビュー
by 小野寺いつか 公開日:2019/12/24 / 最終更新日:2019/12/24
Tile CEO Charles “CJ” Proberさん。Tile史上最小のトラッカー、新ラインナップ「Sticker」と
▲Tile CEO Charles “CJ” Proberさん。Tile史上最小のトラッカー、新ラインナップ「Sticker」と

探し物を「音」で見つける米国シェアNo.1スマートトラッカー(忘れ物防止タグ)「Tile」から、新ラインナップ4種が10月18日に発売されました。それに合わせてTile CEOのCharles “CJ” Proberさんが来日されていたので、新ラインナップとともにTile(タイル)の魅力をうかがってきました。

「大切なものをなくさない世界」の実現へ

CJ Proberさん:

我々のお客様は老若男女問わず、より「人」にフォーカスしているサービスだと思っています。万国共通の問題として忘れ物、紛失物がどこの国のどんな人でもあると思うのですが、調査会社と我々が共同で調査したデータでは一生のうち1年くらい何かを探しているというデータが出ています。1年間無駄な時間を使っているんです。それを解決したい、という思いのもとTileは生まれました。

購入後、Tileアプリをインストールしていただくのですが、Tileアプリを使用しているユーザー同士がバックグラウンドで常にデバイスを探し合っているので、ユーザーが多くなればなるほどユーザーにとって良いサービスになる、という仕組みです。

毎日世界で15億ヶ所以上の場所のアップデートがなされています。

こういう製品は我々が初めてだと思っていて、アメリカだとだいたい9割くらいのマーケットシェアをいただいています。

去年のアメリカのアマゾンプライムデーだと昨年比2.5倍のセールスをいただき、全世界的に今まで2500万個以上のTileを販売させて頂きました。

今後5年間で約290億のBluetoothデバイスが出荷されると予想されていますが、これが我々のターゲットになります。

すでにBOSEやSkullcandyなどのオーディオメーカーでは製品を組み込んでいただいていて、対応している製品には「Find with Tile」というロゴが付いています。今後更にパートナーが増えていく予定です。Tile製品をこんな形でも増やしていきたいと思っています。

最初はオーディオデバイスに 対応していましたが、今はノートパソコンであったり、カメラであったり、ウェアラブルであったりと色々な分野、商品に進出していっています。

新製品「Pro」を手に、Tileは人にフォーカスしているサービスだと語るCJ Proberさん
▲新製品「Pro」を手に、Tileは人にフォーカスしているサービスだと語るCJ Proberさん

新製品「Sticker」について

CJ Proberさん:

今回はこれまでのラインナップを刷新したものと、新製品を同時に発売しました。我々は「大切なものをなくさない」というポリシーのもと、更に幅広くのものにTileをつけられるようにしました。

その中でも一番特徴的なモデルが、Tile史上最小の「Sticker」です。

元々作り始めたきっかけは、ユーザーの方から色々なお話をうかがっていく中で、旧モデルを電動工具やリモコン、亀にまで(!)テープでつけて使っている方が多いことが分かりました。3Mさんと共同開発した強力な粘着テープで、すぐにペタッとくっつけられるようになっています。

「Sticker」ならばすぐにペタッとくっつけられます
▲「Sticker」ならばすぐにペタッとくっつけられます

Tileのユニークな使い方

CJ Proberさん:

お子さんがいらっしゃるご家庭では、ベビーカーには似たものが多いので、本当に自分の家のものかどうか確認のためにつけていることが多いようです。

お子さんの洋服につけておく、という使い方もあります。お子さんが洋服をなくしてくることもありますし、遊園地やデパートなど広い場所へ出かけた際に、お子さん自身を探せる手助けとなります。

ペットでは犬、猫、亀、豚の順にTileをつけている数が多いことが分かりました。アメリカらしいところでは、馬の鞍につけている方もいます。馬が走っていて、鞍を嫌がってどこかで落としてくるので、それを探すのにTileを利用しています。

最近ではドローンにつけている方も増えています。登録名の中ではトップ10に入ってきているので、かなり使われていることがうかがえます。驚くところではリップクリームにもTileをつけている方がいました。

家族のプレゼントにされるケースも多いですし、Tileを壁にはめておけば、そのボタンを押せばいつでも鳴らせるのでエマージェンシーボタンがわりに使うのもアイデアの一つだと思います。朝忙しい時など時間の節約になるでしょうし、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

日常生活のさまざまなシーンで活躍するTile
▲日常生活のさまざまなシーンで活躍するTile

忘れ物を届ける日本文化とTileがフィットした

CJ Proberさん:

今我々の短期的な目標としては、色々な形で皆さんにお使いただくこと、1人当たりのTileデバイス数を増やしていくことです。

日本の方たちは忘れ物を届けてくれます。そういった文化が昔から根付いているので、我々のサービスが非常にフィットしているのではないかと思っています。売上的にも日本は世界5位くらいなので、我々にとっても非常に重要なマーケットです。Tileアプリ内では半径1マイル(約1.6km)圏内にどれだけのメンバーがいるか表示されるのですが、その方々がイコール探し物をしてくれる人たちであり、みんなで探すコミュニティになっています。日本における売上も前年比6割ほど伸びていますので、その勢いを向上させていき、アクセスポイントパートナーを日本でもどんどん構築していきたいと思っています。

タクシーも「動くTileアクセスポイント」に

CJ Proberさん:

12月11日からはJapanTaxi株式会社、株式会社ottaとパートナーシップを組み、全国のタクシーに設置されている「JapanTaxiタブレット」約20,000台がTileのBluetoothの電波を拾う「動くTileアクセスポイント」として稼働し始めました。これにより、Tileを付けた持ち物を紛失した場合でも、タクシーがその電波を拾うことにより紛失物を発見する確率が飛躍的に向上し、「大切なものをなくさない世界」の実現にまた一歩近づきました。

車内に設置されている「JapanTaxiタブレット」が「動くTileアクセスポイント」に
▲車内に設置されている「JapanTaxiタブレット」が「動くTileアクセスポイント」に
Tileをつけた忘れ物が見つかるまで
▲Tileをつけた忘れ物が見つかるまで

もう無かった頃には戻れないほど素晴らしい体験を

CJ Proberさん:

私たちは万国共通の問題である忘れ物を無くしたい。Tileを使っていただくと、もう無かった頃には戻れません。そういう意味では色々な素晴らしい体験ができると思いますので、まずはぜひお試しいただきたいと思っています。

Tileでぜひ素晴らしい体験をして欲しい、とCJ Proberさん
▲Tileでぜひ素晴らしい体験をして欲しい、とCJ Proberさん

終始にこやかにインタビューに応じてくださった、Tile CEOのCharles “CJ” Proberさんは2人の娘さんのパパ。製品説明の際に使って下さった、自身のスマートフォンの待ち受けもお子さんだったのを記者は見逃しませんでした。

またTile社では、アメリカでも一般的にディレクター職以上の女性比率は15~20%と言われる中、社員比率の57:43とほぼ変わらない比率で女性のディレクター職以上がいるとのこと。

全てのエンジニア部門で女性が活躍しており、中でもプラットフォームエンジニアのトップは女性だそうです。結婚、出産、子育て、介護などライフステージの変化に影響を受けやすい女性でも働きやすい職場であることがうかがえました。

商品詳細はこちらから
https://thetileapp.jp

Tileレビューも近日公開予定です!

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