「学ぶ」「使う」「聞く」を全て無償で。世界初のRPAトレーニングプラットフォーム「UiPathアカデミー」担当者インタビュー

「学ぶ」「使う」「聞く」を全て無償で。世界初のRPAトレーニングプラットフォーム「UiPathアカデミー」担当者インタビュー
by 山西優子 公開日:2020/02/16 / 最終更新日:2020/02/17

近年、急成長を見せているRPA(ロボティック プロセス オートメーション)市場。そのリーディングカンパニーであるUiPath株式会社は、無料でRPAツールとオンライントレーニング「UiPathアカデミー」を提供しています。個人利用も可能で、「誰でもRPA開発者を目指すことができる」学習環境として大変貴重です。

同社にて「UiPathアカデミー」のコンテンツ制作、ラーニングパスの設計などを担当されているウィスロー妙子さんにお話をうかがいました。

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世界初のRPAトレーニングプラットフォーム

ウィスローさん:

「UiPathアカデミー」は、2017年に世界初のRPAオンライントレーニングプラットフォームとして誕生しました。『学ぶ人がいなければ作れる人もいない』という理由でRPA人材育成のため全て無償で提供されていて、国内受講者はすでに5万人を超えています。

『学ぶ』『使う』『聞く』を全て無償で

ウィスローさん:

以下の環境を全て無償で提供しています。

◇学ぶ◇

UiPathアカデミーには、RPA開発者向けのテクニカルコース、RPA推進者向けのビジネスコースがあり、それぞれ段階を踏んで学習できるような仕組になっています。各トレーニングの学習が終わると修了証が発行されます。英語版のみのトレーニングもありますが、以下の開発者向けトレーニングは日本語版でも提供されています。

Foundation (基礎)トレーニング
Orchestratorトレーニング
Advanced (上級)トレーニング

また、2019年11月末には、RPA開発者、推進者の両者向けに、初心者向けの「RPAスターター ~はじめてのUiPath~」が日本でリリースされました。

◇使う◇

UiPathプラットフォームには、有償のEnterprise Editionとほぼ同等機能を無償で利用できるCommunity Editionがあり、こちらを使って誰でもトレーニングを行うことが可能です。

◇聞く◇

UiPathを使う上で生じる疑問を質問できる場として「コミュニティフォーラム」があり、ユーザー同士で情報交換も行えます。回答者のプロフィール写真にはレベルによりバッジが表示されるので、それを回答信頼度の目安とすることができます。

「学ぶ」「使う」「聞く」が全て無償で提供されます
▲「学ぶ」「使う」「聞く」が全て無償で提供されます

いたれりつくせりの「RPAスターター」

ウィスローさん:

入門編の「RPAスターター」は、「RPA概論」と「RPA開発入門」の2部構成で計4時間のコースです。これまでの「オンライントレーニング」と比べ、インタラクティブで楽しく学べる作りとなっています。

「RPA概論」では、RPA化に適した業務の選定などをグラフィック的にわかりやすく説明しています。そして「開発入門編」では、UiPathのインストール、起動方法から始まり、さらには条件分岐などプログラミングの基礎、アクティビティ、変数、VB.NETメソッドなど、初学者がつまずきやすい点をステップバイステップで学べるようになっています。事務職など非エンジニアからRPA開発者になられる方がいることを考慮し、このような入門編を設けました。また、演習では、実際に開発している感覚を得られるような工夫もしています。

開発者を目指す場合、「RPAスターター」修了後、「Foundation (基礎)トレーニング」を学習するという流れになります。

日本向けに独自開発&カスタマイズ

Happyデジタル:

日本語版と英語版の内容に違いはありますか?

ウィスローさん:

日本語版は内容も国内のニーズにしっかり添えるように、現場調査を行った上で、一からコンテンツを開発しています。その内容を海外のコンテンツ開発チームに伝えて、グローバル版に反映させていることも多いです。

Happyデジタル:

先日コンセプトが発表された非エンジニア向けのStudioXについて、トレーニング開設のご予定はありますか。

ウィスローさん:

StudioXについても、2020年春に提供開始を予定しています。StudioXは、Excel業務の多い日本ユーザーの声から開発されたプラットフォームでExcelには特に充実した作りとなっています。従来のStudioに比べ機能的な制限はありますが、その分、よりわかりやすく使いやすくなっているのが特徴です。

国内ニーズに合わせ一から独自で開発を行っています、とウィスローさん
▲国内ニーズに合わせ一から独自で開発を行っています、とウィスローさん

ユーザー支援を柱に

Happyデジタル:

開発系としては、初心者にとても親切なトレーニングツールという印象ですが、ウィスローさんご自身は、アカデミーに携われる前にはどんなお仕事をなさっていたのでしょうか。

ウィスローさん:

ロジスティクス企業の海外シェアードサービス部門の統括経験や、サプライチェーンのオペレーションマネージャなどに携わり、そこで自動化やSAP導入を手がけました。その後、IT企業のカスタマーサクセス部門でトレーニングデベロップメントの立ち上げを行いました。多くの現場では、技術的教育は個人に任されておりますが、それだけではうまくいかないと感じ、その経験が現在のユーザー支援にかける思いにつながっています。

ウィスローさん「うまくいかないと感じた経験が現在のユーザー支援にかける思いにつながっています」
▲ウィスローさん「うまくいかないと感じた経験が現在のユーザー支援にかける思いにつながっています」

~取材を終えて~

ウィスローさんのお話から、「UiPathアカデミー」がユーザーに寄り添った学習サービスであることを強く感じました。RPA人材不足は続いており、一方で個人でもこれだけのトレーニングをオンラインで無料受講できるのは魅力です。RPAに興味はあるけれど何から始めたら良いかわからないという方は、まず「RPAスターター」から始めてみてはいかがでしょうか。

UiPathアカデミー
https://www.uipath.com/ja/rpa/academy

RPAスターター紹介
https://www.uipath.com/ja/blog/corporate/rpa-starter

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