ワーキングマザー事情Vol.1 座談会「子育てとキャリア、お金について」

ワーキングマザー事情Vol.1 座談会「子育てとキャリア、お金について」
by 倉井美穂 公開日:2020/03/08 / 最終更新日:2020/03/07

結婚や出産などを機にいったん離職した女性にとって、どのような形で復職するかは関心の高いテーマではないでしょうか。Happyデジタルではこれから女性の新しい働き方を探るべく、さまざまなアプローチでそのヒントを見つけていきたいと思っています。

記念すべき第1回目はHappyデジタル記者であり、それぞれの形で仕事復帰を果たしたワーキングマザーのお二人を迎え、復帰までの経緯や今後の目標などについて座談会形式でお話をうかがいました。

手に職をつけて可能性にトライしたい

Happyデジタルの編集や広報を担当するほか、ワークショップユニットの主宰や餃子部浜松支部長を務めるなど幅広く活躍中の小野寺いつかさん。前職の人材系ITベンチャーから妊娠、出産を経た育休明けの復帰を前に退職を決意されたそうです。

ライフステージに合わせた働き方がテーマだと語る小野寺さんは、餃子部浜松支部長としても活動
▲ライフステージに合わせた働き方がテーマだと語る小野寺さんは、餃子部浜松支部長としても活動

出産を経験し改めて考えた時に、会社員という1つの枠の中だけで働いて会社の色に染まってしまうことに危機感を覚えた、と小野寺さんは語ります。また、小野寺さんが思うような形で副業ができなかったことも退職を決意する決め手になりました。現在、日本の焼き餃子文化を世界に広める活動をはじめ子ども食堂の運営にも関わっており、フレキシブルな形でのキャリア形成を目指しているのだそう。手に職をつけていろいろな角度から社会に関わっていきたいと考えているのだとか。

AI(人工知能)やさまざまな技術が社会に浸透している昨今、これまで女性総合職が担っていたような仕事内容こそがA Iにとって変わられるのではないかと懸念されています。1つの職種にのみこだわることがリスクにもなりうる今、幅広い視野を持つことが大切なのではないでしょうか。

仕事も資産運用も。あせらずに一歩ずつ進む

次にお話しいただいたのは早川かずこさん。前職では建設コンサルタントとして地方自治体や官公庁の公共事業案件を担当していました。結婚、出産、育休を経て会社に復帰し、当初はそのまま建設コンサルタントを続ける予定だったと言います。

今の自分にできる仕事を、と語る早川さんはプライベートでは二児の母
▲今の自分にできる仕事を、と語る早川さんはプライベートでは二児の母

そんな時に直面したのが東日本大震災。仕事に子育てにとハードな毎日の中でも仕事にやりがいを感じていたものの、震災時ご主人が単身赴任中だったこともあり不安な日々を過ごしたそうです。その際「子どもと父親が別々に暮らす今のライフスタイルでは、何かあった時に後悔するのではないか」と感じたことが働きかたを考え直すきっかけとなったのだそう。退職後はスクールに通いWebデザインを学んだのち、Happyデジタルではアプリレビュー執筆のほか、Web担当として在宅ワークを中心に場所や時間にとらわれない働き方を実践しています。

現在は二児の母となられた早川さん。子育てが忙しく思うように仕事が進まないこともあって会社員時代に比べ収入は大幅に下がりましたが、今はあせらずに知識や経験を積んで勉強する時期。将来的に安定して収入を得るしくみを持てたらいいなと考えているそうです。また、その一環として早川さんは資産運用にも興味があると語ります。

収入の一つとして資産運用を考える

結婚後貯金するだけでは資産が増えず、株式を中心とした資産運用を始めたという早川さん。最初は株式用語も分からず、ご夫婦で2年間にわたり雑誌「日経マネー」を定期購読しました。働いて得た報酬だけで生活費すべてをまかなおうとするとハードルが高いため、資産をうまく活用したいと考えているのだそう。衣食住だけでなくスキルアップのための勉強や子どもたちのお稽古ごと、ボランティア活動など、何をするにしても最低限のお金は必要なもの、収入を得ることは心の安定にもつながります。

左から時計回りに)小野寺さん、早川さん、記者
▲(左から時計回りに)小野寺さん、早川さん、記者

座談会では早川さんの株購入体験談もうかがうことができました。

最初は株主優待として好きな製品がもらえるからという理由もあり食品会社の株を買われたそうです。株初心者はいったいどんな銘柄を買ったらいいか分からず悩みますが、好きな商品があったり応援したい会社の株を買うのも一案、それなら気軽な気持ちでトライできそうです。さらに早川さんは税制上もおトクになる「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」にも注目していると言います。

また、A Iを使った運用で話題の「ほったらかし投資」も初心者にとっては心強い味方になってくれそう。自分にあったやり方で資産もうまく活用していきましょう。

お二人に共通していたのは、その時のライフスタイルに合わせ柔軟な働き方を選択していることでした。急速に少子高齢化が進む日本で労働力として女性が果たす役割は今後大きくなるはず。家事に育児にフル回転の女性にとって、生産性を向上し単価の高い付加価値労働を選択すれば時間にしばられずに収入を上げることができるのではないでしょうか。ワーキングマザーの皆さんが専門性の高い知識を身に付けられるようHappyデジタルAcademyでは準備を進めています。ぜひご期待ください!

終わりに

座談会では「さらに女性が稼ぐようになったら、家事も育児もしない男性はもはやいらなくなるのでは?」などと過激な話題も飛び出しましたが、結婚とは単に生活を共にするだけでなく精神的なよりどころとなる相手と支えあうことなんです、とお二人。女性が活躍するためには家族の支えが大切なことなのだなあと改めて気づかされました。ワーキングマザーだからこそ選択できる柔軟な働き方を実践する二人のお話はとても参考になりました。記者ももう一度ライフスタイルを見つめ直し、今の自分にできることを考えてみようと思います。

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