オンライン帰省ツール、実家へのプレゼントとして注目度アップ!「まごチャンネル」の優れたユーザー指向のサービス設計

オンライン帰省ツール、実家へのプレゼントとして注目度アップ!「まごチャンネル」の優れたユーザー指向のサービス設計
by 戸田江里子 公開日:2020/05/16 / 最終更新日:2020/05/14
子どもの成長を、実家のテレビに送ることができる「まごチャンネル」
子どもの成長を、実家のテレビに送ることができる「まごチャンネル」

今年のゴールデンウィークをきっかけに、実家とのオンラインのやり取り、いわゆる「オンライン帰省」をはじめた方も多いと思います。「まごチャンネル」は実家とのコミュニケーションツールとして、最近注目を集め、数々のメディアでも紹介されています。スマホで撮影した子どもの写真や動画を送ると、実家の親は難しい設定不要で、テレビで孫の姿を見ることができます。

Happyデジタルでは、「まごチャンネル」が人気を集める理由は、単に「簡単な操作」というだけでない点に注目しています。「簡単な操作」実現の根底にあるのはユーザー指向のサービス設計のクオリティの高さ、さらにはギフトとしての洗練された本体や外箱をはじめとしたデザイン、本体プラス月額使用料のサブスクリプション課金など、トータルなビジネス戦略であると考えています。
人気サービスのいわゆるUX(ユーザーが得ることができる体験)やU I(ユーザーがやり取りする際の表示や仕組み)の観点から「まごチャンネル」を見てみたいと思います。

価格の比較対象は、ネットサービスではない

スマホで動画を撮影して送るだけの操作
スマホで動画を撮影して送るだけの操作

スマホで動画を撮影して送るだけの操作

「まごチャンネル」自体は、2016年に販売が開始され、ユーザー数を増やしてきました。価格は受信ボックス一式14,800円(2020年5月19日までの特別価格)およびサービス利用料1,480円(月額, 税別))。実家とのやりとりは無料のLINEメールやビデオ通話などで行っている人が大多数と思われます。それと比較すると「まごチャンネル」の価格は決して安くはないはず。ただ、比較の対象が、実際にゴールデンウィークや盆休み、年末年始に帰省する交通費としたらどうでしょうか。往復の高速代、新幹線、飛行機の費用を考えると、実家までの距離にもよりますが、経済的なメリットは充分あると考えられます。しかも年間を通して孫の成長を見ることができるのは、価格以上の価値を提供するはずです。WiFi機能を搭載した高価格帯のデジタルフォトフレームと同じ価格帯でもありますが、設定の手間や普段の使い勝手を考えると、「まごチャンネル」に軍配が上がるのではないかと思われます。

「機械」であることを感じさせない、受信ボックス

インテリアにマッチした本体
インテリアにマッチした本体

最大の特徴は、祖父母側に設定の手間をかけることなく、すぐに使える点。仮に金属製のモデムが届いて、マニュアルをみながらの何らか設定の必要があると、その時点で埃をかぶった「部屋の飾り」になってしまうことが想像できます。2016年度 GOOD DESIGN Best100、iF Design Award 2018を受賞した洗練されかつ親しみやすいデザインは、家庭のインテリアとしても愛着を感じさせるものです。

絶妙なU Iとマーケティングセンス

一方で息子・娘夫婦の側にとっても、好きな時に子供の動画を撮影してすぐに送信すれば、あとは実家の親の都合が良い時にテレビで見てくれるので安心です。お互いの生活のペースを保つことができるU Iは素晴らしいと思います。家電製品などは「シンプルな機能=チープ」なイメージがついて回る製品もありますが、それを全く感じさせません。

おしゃれな外箱
おしゃれな外箱

機器の入った外箱も可愛いらしく、母の日や父の日などのギフトとしての気遣い、ワクワク感の演出も考慮されています。

S E C O Mと共同開発した、みまもり機能がついたサービスなども提供されており、これからのオプションサービスにも期待できそうです。「まごチャンネル」のU X/UIは、ファミリー向けサービスの成功事例として大いに参考になると思います。

まごチャンネル

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